緊急!7月4日 食品表示シンポジウム開催「製造所固有記号って何?」~市民による実態調査を実施、その結果は?~

何のための製造所固有記号?消費者が求める食品表示とは

食品表示を考える市民ネットワークでは、あまり知られていない製造所固有記号について、市民による調査を実施しました。消費者は食品に記載されている製造所固有記号から、誰がどこで製造したものかを知ることができたでしょうか。その調査結果と問題点について発表します。併せて消費者庁が管理している製造所固有記号リスト(2013年4月~2014年4月登録分)の分析を行います。また、「事業者の考える製造所固有記号」と題して、イオン株式会社品質管理部長で消費者委員会食品表示部会委員をされている宮地邦明氏をお招きしお話を伺います。

アクリフーズ社製冷凍食品から高濃度の農薬マラチオンが検出された事件では、製造所固有記号しか記載されていないため、購入した冷凍食品がアクリフーズ群馬工場製であることに消費者が気づかず、家庭に残っているという事例も数多くあったと思われます。

主催 食品表示を考える市民ネットワーク

日時 2014年7月4日(金)13:30~16:00

場所 連合会館2階201会議室(東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」B3出口真上) アクセス

参加費 無料

申込み  食品表示を考える市民ネットワーク事務局Emailにて、名前、所属、連絡先を記載の上お申し込みください。Email info@nongmseed.jp 

プログラム

■ 「製造所固有記号の問題点・消費者庁が管理している製造所固有記号リストの現状」

食品表示を考える市民ネットワーク代表 神山美智子(食の安全・監視市民委員会代表)

■ 「市民による製造所固有記号実態調査の結果」

食品表示を考える市民ネットワーク 佐野真理子(主婦連合会参与)

■ 「事業者の考える製造所固有記号」

イオン株式会社品質管理部長 宮地邦明さん

■ 「パブリックコメント<食品表示基準案>と今後」

消費者委員会食品表示部会委員 立石幸一さん(JA全農食品品質・表示管理部長)

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食品衛生法では、「製造所の所在地」と「製造者の氏名」の表示を義務付けています。しかし、表示面積が小さいため、製造者と販売者を併記できない場合は、例外として、製造所固有記号でもよいことになっています。

ただし、消費者から製造者や製造所の所在地についての問い合わせがあった場合には、すぐに回答できるようしておく必要があると、消費者庁の製造所固有記号に関する手引きには書かれています。